統計学の標準偏差を応用したチャート
ボリンジャーバンド ボリンジャーバンドは1980年代前半に米投資研究家ジョン・ボリンジャー氏によって考案されたテクニカル指標です。統計学の標準偏差を応用したチャートで、現在値の位置や方向性、値段の動くおおよその範囲を予測するときに利用します。
(1)値段はバンド内で推移する
ボリンジャーバンドは、一定期間の移動平均線を中心に、上下にそれぞれ3本の標準偏差のラインを加えたものです。上3本(+1σ、+2σ、+3σ)、下3本(-1σ、-2σ、-3σ)ラインに挟まれた部分をバンドといい、値段はバンド内で推移すると考えられています。(*σは「シグマ」と読みます)
(2)ボリンジャーバンドで売買サインが分かる
ボリンジャーバンドは、統計学の標準偏差の考え方を応用しています。つまり、移動平均線に近くなるほどデータの分布数が多く、平均値から離れるほどデータの分布数が減るというわけです。
値段が±2σを抜けたり、±3σにタッチした時点で、「いずれバンド内に収まるでしょう」と、自律反発を狙う逆張りのサインとして利用されています。
①値段が-2σを下抜けたり、-3σにタッチしたら「買い」
②値段が+2σを上抜けたり、+3σにタッチしたら「売り」
注意:
*移動平均線(ミドルライン)が横ばいのレンジ相場で、ある程度ボラティリティがある場合に適します。
*値段がバンドの端を抜けた後、さらに同じ方向に進むこともありますので、これらのサインは新規にポジションを持つのではなく、利食いや損切りに用いるほうが得策と思われます。
*一つの指標だけではなく、ほかのテクニカルチャートと組み合わせて使うことがお勧めします。
また、ボリンジャーバンドでは、バンドの狭窄が続いた後、上下のラインが急速に広がる場合、新たなトレンドが形成されやすいので、バンドの幅を注視する必要があります。
ここで、ボリンジャーバンドを順張りのシグナルとして利用する方法についてご紹介します。強いトレンドが発生したとき、ボリンジャーバンドの±2σや±3σに沿って推移していきます。値段が±3σ上下バンドを抜けた場合、抜けた方向への勢いが強いと読むことができます。抜けた方向へ順張りでエントリーすると、結構うまくいくことが多いのです。
①値段が-3σを下抜けたら「売り」の準備
②値段が+3σを上抜けたら「買い」の準備
注意:
*順張りでは、RCI、RSIなどのオシレーター系指標はあまり参考にならないことがあります。
*強いトレンドが発生する前に、ダマシが出ることがあります。チャートをよく眺めて方向性を見極めることが大事です。
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ボリンジャーバンド(Bollinger bands)で売買サインをつかむ